両利きへの道 !半年経過報告
右利きの私が本格的に左手を使い始めたのは半年前ですが、一番大きな変化は「左手で食事ができるようになったこと」です。
その他にドライヤーや袋菓子を開ける時、ペットボトルの蓋など、意識していつも左手を使うようにしたら割とすぐに慣れてきました。
今左手を使い始めて半年ほどが過ぎたので、具体的な練習方法や今どのくらいのレベルになっているか書きたいと思います。
1.かっこいいから両利きになりたい
今年の5月下旬帰省した時に見た動画かテレビで両利きの話?左利きの話かな、それを見て、あ、私両利きになりたかったんだと思い出しました。就職前の一番時間があった時に、左手で書く練習はしていたのですが、就職したらそれどころじゃなくなりまして、左手修行は頭の遠く遠くに行ってました。
今回の帰省時は、仕事にも慣れて落ち着いた精神状態だったし、両利きになれたらかっこいいと思ってるので、修行することに決めました。
2.お箸から練習スタート
左手練習するのに真っ先に思いついたのは、書くことだったのですが、今回は何故かお箸からスタート。これが英断でしたね!書くって一番難しいのにそこから入っちゃったら続かないです、何事も。
仕事の日のお昼はインスタントお味噌汁とパックご飯を食べるのですが、まずはパックご飯から。パックご飯は割と米粒同士が固まっているので掴みやすい。インスタントのお味噌汁の具で長葱があったのですが、それは小さいのでお味噌汁は右手で食べていました。(悔しい)
シフト制の仕事で休憩時間は各自バラバラなので、ご飯が掴めなくても、何とか掴んだグラグラな米粒たちを無理くり口に入れ込むところを誰かに見られないのも良かったです。
最初に右手でお箸を持ってみて、自分が生まれてからどのようにお箸を握っていたか初めてまじまじと観察し、それから同じように左手で持ってみて食べる。同じようにしても力が入っていないので、お箸が交差したり一方の長さが変わったりしました。(右手ではそうなったとしても力づくで食べられるんですけどね、羨ましい)
カレーや丼などスプーンを使って食べる料理は割と簡単でした。ちゃんと使えてるかは分からないけど、食べ物が口まで運べないということはない。ただ、無印のグリーンカレーを食べる時に、マッシュルームと筍と鶏肉を一緒に口にしたいな、という願望に左手が応えてくれるまでには時間がかかりました。また、最後のひと口のちょっとした米粒を拾い上げるのが至難の業で中々食事を終えられないなどもありましたね。
仕事の日の夜ご飯は、ご飯の上に小葱パラパラ、胡麻昆布を散らす、その上に温泉卵や焼き魚、ミートボール、お豆腐などをのせて、丼のように食べるのが定番なのですが、胡麻昆布は苦労しましたね。昆布はそうなのですが、それより胡麻!本当に初期の頃は昆布は頑張るが、胡麻は右手でしようという謎ルールが自分の中でありました。疲れて帰ってきた夜ごはんに、胡麻まで頑張らなくていいだろうと甘えていました。(神経質なので胡麻が最後に残って捨てるのが嫌で、バランス良く毎食取るようにしております)
慣れない左手で食べているため、ハプニングもしばしば。スープをこぼしたり、ようやく掴めた食べ物をもう何が何でも口に入れてやろうと、素早く動かしたために服に何滴か付いたり。
デートはまだ無理ですね。ラーメンとかで、左手で掴んだ麺を頬張る時の感じがすごい違和感あるんですよね。何か、今自分すごいブサイクなんだろうなって。麺を掴んだお箸をどう口に入れたらいいか分からないというか。
それでも3ヶ月経つ頃にはだいぶ慣れてきました。割と早かったなという印象です。仕事で疲れて帰ってきた日も、右手に戻ったら負け、甘えだ、悔しいという思いから毎日取り組んできたからかもしれません。
3.食事以外の修行
食事以外でも、あらゆる動作に対して、右手でやっていたことを左手に変えていきました。
・ドライヤー
右手で持って左手で髪の毛をワッサワッサしていたのですが、それを逆に。ワッサワッサの方が手を使ってるんじゃないかと思うんですが、ドライヤーを当てたい頭皮に当てるコントロールを担う重役はやはり右手を使っていたんですね。
・袋菓子
右側の上のギザギザを右手で手前に引いて開けていたのですが、それを左側、左手に選手交代。中々開かない。開いたとしてもすんごい開いちゃって、パウダーが飛び散るなど、床を見ても何も無いが、飛び散ったので確実に床に反映されているという、もどかしい事実に苦しむことも多々あります。
・ペットボトルや水筒の蓋
これは割と練習しやすいので、初期の頃から切り替えました。たまに回す方向が分からず、一生閉まらないんじゃないかと思うことはあります。
4.これは難しい!更なる練習必須
・ハサミ✂️
左手でやってみて全然切れなくて、右手で同じ刃の向きでやってみるとすんなり切れるのがとても不思議。魔法でもかかってるんじゃないかと思うほど。何で?って毎回口に出してしまいます。最近気付いたコツは、刃の先でやるのではなく奥で切ること。
・携帯の文字入力(フリック)
これが意外と難しい。まず、左手だけで携帯を持ち、文字を打つことはまだ出来ません。右手親分に携帯を持って頂いて、左手は文字入力に集中させて頂きます、という感じ。慣れていなくて文字と文字の移動時に指と画面の間が大きくなるのか、右手でスライドするように打っていた時には聞こえなかった、タン!タタン!という、パソコンで文字入力した後に指をやたら高く上げてエンターキーを強く叩く人みたいな、ピアノでいう急に遠く離れたひとつの鍵盤を強く叩く時のような感じなので、自分でも少しうるさいなと思っております。(大袈裟に言っています)
具体的例を挙げてみましたが、基本生活している中で起こる動作は、左手を使おうと意識して過ごしています。何か動作をする前に左利きの人だったらどうするか?を考える癖が付きました。こうやって考えること自体が良いことなんじゃないかと思っています。
5.今後も右手継続予定の行動
これは左手にしない、と現状決めている動作が2つあります。
・歯磨き
定期的に歯医者さんに通い、指導いただいた歯磨き方法を確実に取り入れ実践していました。その結果、汚れ度30%だった私が、なんと5%になることができました!歯医者さんによると、5%は中々いないらしいです。なので、慣れない左手でやって磨き残しができたらたまらんのです。慣れれば良いのですが、それまでの間、歯を犠牲にすることはどうしても出来なかったのです。
・書くこと
そして、冒頭でも書きましたが、字を書くこと。生活の中で結構字を書くことが多いので、これを左手に変えようとすると時間がかかり過ぎて、あまりにも非効率だと思ったので。しかし最近思いついたことは、消しゴムで文字を消すのは左手にしようということ。練習をしてきて、何故今まで気付かなかったのだろうと思いましたが、これは名案!右手で字を書いて左手で消す。何とスマート。かっこいい。まだ消しゴムと文字の焦点が合わず、消さなくていい部分も消してしまいますが、これは練習する価値ありです。ただ、半年ほど練習を続けてきて、成長を感じるのが、左手に力が入ってきたのか、文章にマーカーを引きたい時や、ぐるっと囲いたい時に左手で出来るんじゃないかと、本能が囁き始めていることです。実際やってみるとガタガタになるのですが、就職前にやっていた時と比べると何か手応えが違う気がするのです。
6.まとめ
たくさん書きましたが、半年で、一番大きい変化だった食事は左手で大丈夫、左利きかなと思われるくらいに自然、その他ありとあらゆる所作を左手で行って、最初の一歩として当たり前に左手が伸びるケースも増えたように感じます。しかし自分でも気付かずにベテラン右手でやっていることも沢山あると思うので、普段から左手を使うぞと意識しながら生活しようと思います。
両利きに向けて左手練習、半年経過報告致しました。
最終目標は、どちらも均等に使える手のスペシャリスト。手の爆速人間。これからも励んで参ります。よろしくお願い致します。
P.S. ちなみにこの文章も左手で書きました!(右手を添えて)
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